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退職者連合など、第4弾国会前行動

2008年12月22日 11:24
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退職者連合など、第4弾国会前行動=雨の中、後期高齢者医療制度廃止を求めて=
12月17日、退職者連合・中央労福協などで構成する「後期高齢者医療制度の撤廃を実現する会=代表:笹森清」主催による第4弾の国会前行動が実施された。生憎の冷たい雨の中であったが、200人余の参加者の撤廃に向けた強い決意と政府・与党に対する怒りを表す集会となった。前国会では野党提出の後期高齢者医療制度廃止法案が参議院で可決された後衆議院で継続審議となっていたが、今国会に入り11月19日に衆議院厚生労働委員会で審議が開始されている。9月には厚生労働省が設置した「高齢者医療制度に関する検討会=座長:塩川正十郎」での検討が開始されており、桝添大臣はここで政府・与党・厚労省のいずれとも調整されていない大臣私案を主張して無責任さを露呈しているが、別の見方をすれば担当大臣ですら現制度に確信を持てない事の反映でもある。衆議院審議の場でも厚生労働大臣は、この私案を再び開陳している。これ以上無責任な対応を続けさせることなく現制度に速やかに止めを刺し、多くの市民が納得できる新たな制度を作り上げねばならない。主催者代表の笹森氏は後期高齢者医療制度の問題点を明らかにした上で、政府・与党を個々まで追い込んだのは集会参加者に表されている市民の主張と力であること、これを撤廃させ市民生活を守るためには麻生自公政権を倒し政権交替するしかないことを強調し、参加者の共感と大きな拍手を呼んだ。集会には直嶋政調会長を始めとする多数の民主党議員、福島党首ほかの社民党議員などが駆けつけ激励・交流をした。