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3. 民主的政府・市民が主人公の社会づくりをめざします


(1) 2016年7月の参議院選挙は、与党が過半数を維持し、これにおおさか維新などの改憲勢力を加えると改憲発議可能な3分の2議席を超えるという極めて厳しい結果になりました。
  このような状況の中、自治退が推薦したえさきたかし氏は自治退会員の支援を含めて、比例区での当選を勝ち取り、今後の自治退運動にとって大きな足掛かりを確保しました。また、選挙区では1人区を中心に野党の選挙協力によって与党候補に勝利しました。この教訓を生かし、来たるべき総選挙で安倍政権を退陣させるため関係団体と協力して準備を進めます。
  2019年に予定される第25回参議院選挙では自治退として、自治労が第90回大会で推薦決定した岸まきこさんを推薦して必勝のため取り組みます。
(2) 格差と貧困で暗くなっている社会、自分に近い意見のみを探して増幅するネット社会はいわゆるネット右翼(ネトウヨ)を生み出し、ファシズムを呼び込む社会心理を生み出します。
  単純化できない社会の仕組みを全体として理解する努力を払い、論議による合意形成を図ることでしか民主主義は成就しません。市民が主人公として国会・政府任せにしない行動をとることによってのみ、健全な意思決定が可能になります。自治退はあきらめることなく地域から粘り強く取り組みます。
(3) 安倍政権の暴走、ファシズムへの傾斜を阻む立場で諸選挙に取り組みます。選挙活動にあたっては、現退一致の原則の下にそれぞれのレベルでそれぞれの現職組織とともに運動を進めます。
(4) この間の大阪府市政、名古屋市政などの市民不在・世論操作型行政は当該自治体に深刻な打撃を与えています。東京の新知事による都政はまだその体質・政策方向が具体的には明らかでありませんが、知事本人がこれまで複数回の政治的変節を重ねてきたことに加えて大阪府市政を模倣する兆しも伝えられます。自治退は市民本位の政策目標・市民自治を基礎とする民主的自治体運営をめざして、各自治体行政を注視・点検します。
(5) 自治退として、自治労協力国会議員団との連携を軸に、民進党・社民党との協力を強めます。